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大塚 孝治*; 宇都野 穣; 水崎 高浩*; 本間 道雄*
Nuclear Physics A, 685(1-4), p.100c - 114c, 2001/03
近年、原子核構造研究に有力である殻模型計算においてさまざまな手法が提案されてきている。従来の直接対角化法による解法も進展し、かなりの範囲の適用性を有するようになってきているが、未だpf殻核をすべて計算するに至っていない。モンテカルロ殻模型はその限界を打ち破る可能性のある有力な手法の一つとして位置づけられている。その講演では、まずモンテカルロ殻模型の発展、概要について述べる。さらに、直接対角化できる系においてその結果を厳密解と比較、議論する。その後、モンテカルロ殻模型をN=20領域の中性子過剰核に適用した結果を示す。この領域では直接対角化が不可能なため、モンテカルロ殻模型計算が特に有力となっている。その結果を最近の実験結果と比較し、さまざまな観点から議論する。特に、どの範囲で魔法数が壊れているのか、それを実験的に見いだすには何を測定すればいいのかということに重点をおき、ほかの殻模型計算との比較を行う。